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実例

身体の使い方と性格の関係

嗅覚反応分析を受けられた方から、
「なんでこんなに性格まで分かっちゃうの??」
度々このようなお言葉を頂きます。

確かに嗅覚反応分析の結果をお伝えする際に、
・こういう風に考える傾向がある、
・こんな心の状態に陥りやすい


といったことを最初にお伝えします。

それは性格、というより、
考え方の癖(思考癖)というか、身体の使い方から分析する、言動の傾向、といった意味合いが強いです。

性格とは

“先天的な気質と後天的な影響とによる、その人の感情・意志などの傾向”
(Oxford Languagesより引用)

このように一般的には定義されていますが、嗅覚反応分析では持って生まれた遺伝的な要因(先天的な気質)よりも、

環境要因(後天的な影響)が強い、とされています。

三つ子の魂百まで、ということわざがありますが、本来持っている気質というのは確かに存在していて、

同じ家庭で同じように育てられた兄弟によっても性格が違うのは、先天的気質があるから、ということになります。

しかしながら、置かれている状況によって、同じ人でも言動は変わってきます。


例えば目が回るほど忙しくしている時には、普段怒るポイントではない場面でもカッとなってしまったり、

逆に機嫌がいい時などには心が大らかになる、など日々の過ごし方が、その方の言動に大きな影響を与えています。

そのため、普段の生活における身体の使い方こそが、環境要因であると考え、その人が周囲に与える印象を大きく左右するもの、

すなわち対外的な「性格」を形作るもの、と考えています。

性格と環境要因

先ほど少し触れましたが、
普段一定の性格だと思っている一人の人でも、その場面によって言動って変わってきませんか?

例えば、
朝、遅刻しそうになって、モーレツに急いでいて猛ダッシュしている時。
こんなときに、前をのんびり歩いている人がいたとしたら、


普段温厚な方でも、
『どいてぇーーー‼』となり、もしハンカチなど落としたとして、
「あ、ハンカチ落としましたよ」なんて言われても、聞こえないか、
『ハンカチにかまってる暇などなーい!』
と、よほど大切なハンカチでない限り、なりがちですよね。

また、
おもしろい本や漫画に夢中になっている時。
こんなときに、別の漫画や本を持ってこられたり、
「ねぇねぇ、ちょっと聞いてよ~。今日さ~」なんて言われても、
普段おしゃべり好きな方や、ノリのいい方でも、
『・・・。(それ今興味ないわ。静かにしてくれないかしら)』
と思ってしまいがちですよね。

こんな風に、自分のその時の身体の使い方、状態によって、考え方や感じ方が左右されるのです。

 

性格というのは、
日々の言動を通して、周囲に与えているその人の印象であり、
特に対人関係を築く上で大きな意味合いを持ちます。

そのため、
その人がどういう状態にいることが多いか、
どういう身体の使い方をしていることが多いか、
という視点で分析するのが、嗅覚反応分析における「性格分析」になります。

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タイプ別性格の特徴

先述の内容と関連する例として、
イラストのType1の方が周囲に与えるイメージは

  • せっかち

  • 怒りっぽい

  • あまり人の意見を聞かない

となるわけですが、
このようなタイプの方は、1日を通して朝猛ダッシュに近いような心身の使い方をされている方が多く、

常に戦闘モードで動いているようなもので、せっかちで怒りっぽいのも無理はないのです。


その反面、仕事に取り組むスピードやフットワークの軽さはピカイチなので、

無駄のない最速のステップで物事を処理するのに長けています。

また、イラストのType4の方が周囲に与えるイメージは

  • 話が盛り上がらない

  • 表情が乏しくて感情を読みにくい

  • 興味のないことには反応してくれない

となるわけですが、
このようなタイプの方は1日を通して、本や漫画に夢中になっているような心身の使い方をされている方が多く、

周囲に意識が向きにくい状況下にいるわけですから、反応が薄くなるのも自然なことなのです。


その反面、論理的思考や経験に基づいた状況の判断ができるため、感情に左右されない冷静沈着な仕事ぶりは

チームの頭脳的存在です。

ちなみに
・Type2の特徴としては、
ノリが良くて明るいが、話が大げさだったり忘れっぽい

・Type3の特徴としては、
穏やかな印象で周囲への気遣いに長けているが、優柔不断で断るのが苦手

このように4人をモデルに、4つのタイプに性格を分類すると、
どの4人も魅力と短所を兼ね備えています。

ですが、この4人のうち1人だけの人格が強くでているような状況では、

短所の方が強調されて、その人に対する印象に色濃く影響している場合が多いものです。

この4人の中で一番魅力的な人格は?

難しい質問ですよね。


恐らく一番魅力的なのは、この4人すべての人格を兼ね備えていること、だと思いませんか?

周囲に与える印象としての「性格」は「反応」に過ぎない

先述の例を見ると、
一見「短所」と捉えられてしまいがちな「性格」も、実は表面に出ている「反応」に過ぎないことも多く、

本来その方が持っている魅力がその裏に隠れて見えにくくなっていることも大いにあるのです。

嗅覚反応分析では、その方の生まれ持った気質をベースに、
このイラストに描かれている4人すべてが存在していると考えています。

要はその4タイプのうち、どの人格が表面に強く出ているのか、
これを分析して、その人の思考癖としてお伝えしています。

そして本来の自分の良さを存分に発揮できるのは、
この4タイプがすべて同じ大きさで存在するという均衡の取れたバランスである時だと考えています。

嗅覚反応分析で分かる対人関係のヒント

自分の中の4人の魅力を最大限に引き出すためにできること

 

繰り返しになりますが、嗅覚反応分析では、
「今どの人格が一番影響力を持っているか」


このような視点で「性格」を分析し、その方が持つ4人の人格がバランスよく魅力を

発揮するためにできることをお伝えしています。

性格傾向や思考癖も、ただ意識面を変えるのは難しいけれど、
『心と身体は連動している』ので、身体の動かし方や、口にする食品を意識することで、

バランスを整えることができると考えています。

具体的には

 ・積極的に摂りたい栄養素や食品

 ・リフレッシュに最適な身体の動かし方

 ・気分を整えるためのおすすめアロマ(精油)

など、
普段の生活にちょっと取り入れたいものや、逆に控えたいもの、などを分析してお伝えしています。

人間関係の悩みは、現代社会において不動の悩みの1つになっています。


時として自分のことが嫌いになったり、自信を喪失してしまうこともあります。
でも決して『自分』を否定しないでください。


自分の中の4人の『バランス』が整っていないだけ。
バランスが整えば、自分本来の魅力を発揮できるはずです。

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